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2025.01.17

大腸ポリープとは

大腸ポリープは粘膜から隆起したものの総称ですが、ポリープと言うと良性のものを指し、良性ポリープ以外をがんとされることが多く、多くの方はそのように認識されていると思います。おおむね間違いはありませんし、私もそれに合わせて説明しています。

【分類】
正式には、大腸ポリープは腫瘍性と非腫瘍性にわけられます。

腫瘍性ポリープ
・良性腫瘍:多くは腺腫(80%)。放置するとがん化するリスクあり。
・悪性腫瘍:がん

非腫瘍性ポリープ
・過形成性ポリープ
・過誤腫性ポリープ
・炎症性ポリープなど
 いずれもがん化するリスクは低いとされています。

【診断と治療】
まず重要なことは、腫瘍性か非腫瘍性かを見極めることです。
そのために拡大観察、特殊光観察(特殊な光を照らして観察)などの技術が有用です。これらにより、腫瘍性か非腫瘍性か、良性か悪性化などをある程度判別できますが、確定診断のためにポリープを切除して病理検査を行う場合があります。
その時点で良性であっても、将来的にがん化する可能性があるポリープと判断した場合は、その場で切除可能なものは切除します。

血便、お腹が張りやすい、便秘、下痢、そのほか気になる症状がある場合は、大腸カメラを受けることをおすすめします。近年、比較的若くてもポリープが見つかることがあります。ぜひご相談ください。

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