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2024.04.01

クロモジの花が咲いています。養命酒の成分?

黒文字(クロモジ)という樹をご存じでしょうか。
クスノキ科の落葉低木で、森林の中では目立ちませんが、私が好きな樹木の一つです。
葉や枝をこすると、柑橘系のさわやかな香りがします。古くから爪楊枝や箸の材料として使われています。殺菌効果が強いため、江戸時代には歯ブラシ代わりとしても使われていたそうです。
雌雄異株で、春に黄色の小花を咲かせます。3月のいまが見頃ですが、葉の色に似た色のはなのため目立ちません。この見た目が「誠実で控えめ」という花言葉の由来になっています。派手な樹木ではないのですが、花も樹形も魅力的です。
植木屋さんの話では、温暖化でクロモジが育ちにくくなり、最近は扱っていないとのこと。私は数年前に入手して、狭い庭の明るい日陰で大切に育てています。

最近知りましたが、養命酒の主成分に烏樟(うしょう)と記載されています。これ、実はクロモジです。
愛媛大学と養命酒製造(株)の共同研究で「クロモジエキス配合飴」はインフルエンザの予防効果に加え、風邪症状の低減効果がある可能性が示されました。
636b085edb15bad67f9b160c5146f1e8.pdf (ehime-u.ac.jp)
信州大学と養命酒製造(株)の共同研究では、インフルエンザウイルスが細胞に入ろうとする過程の「吸着」と「侵入」をブロックする効果が、クロモジエキスに認められたとしています。
国産ハーブ「クロモジ」がインフルエンザウイルスを99.5%以上ブロックするという新事実。 (shinshu-u.ac.jp)

私は、残念ながらアルコールを飲めないので、クロモジ茶をつくってみようと思っています。

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