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2025.08.19

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)と認知症

2024年7月25日Nature Medicineに発表された研究(The recombinant shingles vaccine is associated with lower risk of dementia – PubMed)では、ゾスタバックス(米国では2020年7月に販売中止となった生ワクチン)接種者と、シングリックス接種者(いずれも65歳以上、それぞれ約10万人)を対象に、6年以内に認知症と診断された割合を比較。その結果、シングリックス接種者の方がゾスタバックス接種者よりも認知症リスクが17%低いことが分かりました。

ほか、肺炎球菌ワクチンである「ニューモバックス」のみを接種した人より、ゾスタバックスを接種した人の方が認知症リスクが低下、シングリックスを接種した方が認知症リスクがさらに低くなったと報告があります。

免疫を賦活化させるとされていますが、まだわかっていないことが多いようで、さらに研究と考察を要しますが、現時点においては、特にシングリックスは認知症リスクを低下させる可能性がありそうです。

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