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2024.02.19

検便でサルモネラ陽性と言われたけど・・・??

食品を取り扱う職種の方(食品製造、給食関係者)は、食品衛生の観点から、検便(腸内細菌検査)を定期的に行います。
検便は、赤痢菌、サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌、そのほか必要な細菌について検査を行います。これらの菌が検出された場合は、菌がいなくなるまでは、直接食品に触れる作業を行うことができなくなります。
なかでもサルモネラ属菌は、検査を受けた0.06%(10万人に60人程度)が保菌者というデータがあります。保菌者は症状がありません(無症候性保菌者)が、保菌者から食中毒を引き起こしてしまう可能性があるため、食品取扱者は、抗生剤でサルモネラを除菌する必要があります。

食品取扱者以外は、検便(腸内細菌検査)を行う機会がなく、保菌者であっても(そもそも保菌しているかも不明)基本的にサルモネラの除菌治療を行うことはありません。

サルモネラ陽性と言われた方は、胆石の有無をチェックすることは有効です。
サルモネラ菌は胆石の表面にバリアをつくって隠れています。胆石や胆のう奇形があると、抗生剤治療でサルモネラが消えたようにみえても、実は保菌していることがあります。そういう場合は、抗生剤が無効であるため、胆のう摘出術を考慮する必要があります。
※参考文献:日臨外会誌 66(1),165-168, 2005

検便でサルモネラ菌が検出された場合、まずは職場や保健所の指示に従ってください。その指示をもとに、必要あれば当院でも適切に対処いたします。

サルモネラとは:(当クリニックHPブログ2024.02.19「サルモネラとは」参照)

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