2024年6月1日から診療報酬が改定されました。
今回の改定では、特定疾患療養管理料の対象疾患から「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」が除外となりました。
厚生労働省からの指示により、「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」を主病で通院の患者さまには、生活習慣病管理料(Ⅱ)を算定し、療養計画書を基に指導することが必須となりました。
定期受診時に、療養計画書を作成し、署名をいただく必要があります(初回のみ署名必要)。窓口負担についても、これまでの金額から変更があります。
・ 対象:「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」
・ 開始時期:2024年6月1日
・ 療養計画書の発行頻度:1~4ヶ月に1回
当院は、厚生労働大臣の定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。
■明細書発行状況に関する事項
当院では医療の透明化や患者さまへの情報提供を積極的に推進していくため、領収書発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。ただし、明細書には使用した薬剤や行われた検査の名称が記載されます。ご家族が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行を含めて、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出ください。
■夜間・早朝等加算
当院では、地域の医療提供体制を守るための診療時間の設定をしています。
厚生労働省の規定により、平日18:00以降・土曜日12:00以降は夜間・早朝等加算が適用されます。
当院の標榜時間外の時間帯で診療を行った場合には、時間外加算・深夜加算・休日加算が適応されます。
■医療情報の活用(医療情報取得加算)
当院は質の高い診療を実施するため、オンライン資格確認を行う体制を有しています。患者さまの同意を得て、受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行っています。
■医療DXの推進(医療DX推進体制整備加算)
当院は診察室等において、オンライン資格確認等システムにより取得した診療情報等を活用して診療を実施している保険医療機関です。マイナ保険証を促進する等、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。電子処方箋の発行及び電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組は準備中です。
■一般名での処方・後発医薬品の使用(一般名処方加算)
後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬については、患者さまへご説明の上、一般名(有効成分の名称)で処方する場合があります。また医薬品の供給状況によって投与するお薬を変更する可能性があります。
■長期処方・リフィル処方せんについて(生活習慣病管理料)
当院では患者さんの状態と担当医の判断により、28日以上の長期の投薬を行うこと又はリフィル処方箋を発行することができます。
■情報通信機器を用いた診療
当院では、情報通信機器を用いた診療(オンライン診療)を整えています。ただし、初診の場合には8日以上の処方、向精神薬については処方ができません。また、情報通信機器の運用費が別途必要です。
■当院では「かかりつけ医」として以下の取り組みを行っています
● 他の医療機関の受診状況やお薬の処方内容を伺い、必要なお薬の管理を行います。
● 健康診断の結果に関する相談等、健康管理のご相談に応じます。
● 必要に応じて、専門医や専門医療機関をご紹介します。